第59回 全日本聾教育研究大会 長崎大会
自ら学ぶ力を育むための聴覚障害教育の創意工夫」



研究協議分科会【2日目】 
NO. 分科会 会場 協議主題(分科会テーマ) 助言者 
 主題設定の理由 運営担当校 
1  早期教育   出島メッセ
 1階 102 
豊かな言葉や心情を育むための早期教育実践上の工夫について考える。


幼児は、親しい人との関わりや様々な体験の繰り返しにより言葉や表現を身につけていく。豊かな言葉を育むことは、コミュニケーションの土台を築き、小学校以降の学習の素地となる。聴覚障害を有する幼児の豊かな言葉や心情を育むための、専門性を生かした幼児教育実践上の工夫について研究する。
 信州大学
 特任教授 庄司 和史 氏

 
福岡県立福岡聴覚特別支援学校
 教科指導
 (小学部) 
 出島メッセ
 1階 103 
自らの思いや考えを伝える力を育むための実践の工夫について考える。


コミュニケーション力を向上させるためには、小学部段階において、主体的に自らの思いや考えを相手に伝えることができるような授業の工夫が求められる。児童が自分の思いや考えを言葉に結びつけて、豊かな表現で伝えていくことができる指導の在り方について研究する。
 東北福祉大学
 教授 大西 孝志 氏

 
福岡県立小倉聴覚特別支援学校
 教科指導
 (中学部)
 (高等部)
 
 出島メッセ
 1階 107 
聴覚に障害のある生徒に対する教科の本質に関わる指導・支援の工夫について考える。

中学部・高等部において、教科で使用する語句が難解になり、語句指導に授業時間を割いてしまうという事実がある。準ずる教育課程を基本として教科教育を行う聾学校(聴覚特別支援学校)において、言語力の育成を図りながら各教科の本質に関わる指導・支援を行うためにどのような工夫ができるかということについて議論を深めたい。
 筑波技術大学
 准教授 脇中 起余子 氏

 
福岡県立久留米聴覚特別支援学校
 寄宿舎教育   出島メッセ
 1階 105
共生社会で生きる力を育む寄宿舎教育について考える。


共生社会の形成に伴い、障害のある生徒が社会参加を果たし、様々な課題に対応していくために自主性や協調性、コミュニケーション力がより必要とされている。そこで寄宿舎生活において、個々の実態を把握した上で、共生社会を生きるための資質、能力を育むための支援や指導の在り方、方法の工夫について考える。
 福岡県立久留米聴覚特別支援学校
 元校長 坂口 和俊 氏

 
福岡県立福岡高等聴覚特別支援学校
 自立活動
 (聴覚活用)
 (発音・発語)
 (言語指導等)
 出島メッセ
 1階 109
医療・補聴技術の進歩や幼児児童生徒の多様化に対応し、思考力・判断力・表現力等を向上させる自立活動(聴覚活用、発音・発声、言語指導)の在り方について考える。

補聴器・人工内耳・補聴援助システムなどの技術進歩による聴覚活用の促進、幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化に対応するとともに、子供たちがこれからの社会でより良く生きていくために必要とされる思考力・判断力・表現力等を向上させるための自立活動(聴覚活用、発音・発声、言語指導)の在り方を考える。
 同志社大学
 教授 中瀬 浩一 氏


 
宮崎県立都城さくら聴覚支援学校
 自立活動
 (コミュニケーション)
 (障害認識等)
 出島メッセ
 1階 108
自他ともに尊重できる障害認識の支援と協働する力を支えるコミュニケーション力の育成の在り方について考える。

変化の激しい社会の中でより良く生きていくためには、他者との関わりを通して自己への肯定的認識や聞こえる周囲に対する認識とセルフアドボカシーの力を高めることが必要となる。また、自ら主体的に生きるために不可欠となる他者と協議・協働できる適応力や対応力を支える円滑なコミュニケーションの力を育成するための指導や支援の在り方について研究する。
 金沢大学
 教授 武居 渡 氏

 
沖縄県立沖縄ろう学校
 関係機関との連携、
 センター的機能
 出島メッセ
 1階 110
聴覚障害のある全ての子供たちの成長を支える聾学校としての取組や役割について考える。

聴覚障害のある全ての子供たちが明るい未来に向けて、生き生きと暮らす力を身につけるために、これまで以上に地域との連携を強化し、センター的な役割を果たす必要がある。これまでも巡回相談や来校相談、通級による指導などを行ってきてはいるが、地域に在籍する全ての聴覚障害のある子供たちに十分な支援が行き届いているとは言い難い。そこで聾学校がすでに取り組んでいるセンター的機能の見直しを行い、地域や関係機関と協働した新たな取組についても探りながら、課題解決や更なる支援の充実に向けた取組について研究する。
 福岡教育大学
 講師 喜屋武 睦 氏

 
鹿児島県立鹿児島聾学校
 重複障害教育
 
(発達障害含む)
 出島メッセ
 1階 111
一人一人の障害の状態や発達段階に応じた指導・支援の工夫について考える。

聴覚障害と併せ有する障害が多様化し、子供たち一人一人の実態も拡がりを見せており、多様なニーズへの対応が求められている。重複障害のある子供たちが自ら考え、判断し、表現する力を育成するために、一人一人の特性・発達段階に応じて、実際的・具体的な指導を展開する工夫が求められている。重複障害の重度化・多様化等に応じたきめ細やかで効果的な指導・支援について研究する。
 宮城教育大学
 教授 松﨑 丈 氏

 熊本県立熊本聾学校
9  キャリア教育  出島メッセ
 1階 116
キャリア教育が目指す基礎的・汎用的能力「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」を踏まえ、聾学校における社会的・職業的自立を目指したキャリア教育の在り方について考える。

多様化する社会の中で、逞しく生き抜いていく力を培う上で、キャリア教育は重要な役割を担う。文部科学省が示すキャリア教育の4つの基礎的・汎用的能力を踏まえるとともに、聾学校がこれまで蓄積してきたノウハウを再認識し、聾学校における社会的・職業的自立を目指すキャリア教育とは何かを再認識する。また幼少期から就労後までを見据えた目標設定や系統的な支援、自立活動との関連等、具体的な取り組みや課題について議論し、聾学校におけるキャリア教育の在り方を考える。
 長崎県聴覚障害者情報センター
 所長 西川 研 氏



 
佐賀県立ろう学校